コーヒーの「ゲイシャ」ってなんだろう?

皆さんは「ゲイシャ」という名前を聞いたことがありますか?

ゲイシャはコーヒーの中で最も有名だと言っていいほど人気のある品種です。

今回に記事ではそんなゲイシャの風味や歴史、なぜ有名になったのかについて書いていきたいと思います。

ゲイシャの歴史

ゲイシャという品種は1931年コーヒー発祥の地であるエチオピアの南西部に位置するゲシャ村に自生していました。

このゲシャが訛ってゲイシャと呼ばれるようになったと言われています。

1953年にはコーヒーの木の病気である「さび病」の対策目的でコスタリカに持ち込まれました。

1960年代には、ラテンアメリカで広まっていきましたが、栽培が難しい上に、収穫量が少ないため次第に育てられなくなっていきました。

そのような状況の中、パナマにある「エスメラルダ農園」では、無農薬や手摘み収穫にこだわってゲイシャ種の栽培を続けていました。

エスメラルダ農園は、標高や気候的にもゲイシャ種の栽培に適していて2000年頃には高品質なゲイシャ種を栽培することに成功しました。

その後、エスメラルダ農園のゲイシャ種は2004年に開催されたパナマのコーヒーの品評会「ベスト・オブ・パナマ」で、過去最高の落札価格で一位に輝き、瞬く間に有名になっていったのです。

この出来事を「ゲイシャショック」と呼びます。

ゲイシャショック後もエスメラルダ農園のゲイシャ種は優勝し続け、2008年には品評会の中で「ゲイシャ部門」が設けられました。

ゲイシャが有名になると環境の条件が似ているコロンビアなどにも持ち込まれ栽培地域が広がっていきました。

現在では、パナマと原産国であるエチオピアの他にもケニアやコスタリカ、コロンビアなどでも栽培されています。

ゲイシャ種のコーヒーはその栽培の難しさや収穫量、独特な風味で人気があり、非常に高値で取引されています。

特にゲイシャショックを引き起こしたエスメラルダ農園のゲイシャ種は100gあたり約3000円と非常に高い価格で販売されています。

ゲイシャ種の風味の特徴とおすすめの淹れ方

ゲイシャ種のよく挙げられる特徴として、他の品種では感じることが出来ないほどのフルーティさやフローラル感があります。

オレンジやグレープフルーツを思わせる柑橘系のさっぱりとした酸味と、はちみつのような甘みを感じることが出来ます。

香りも、アールグレイやジャスミンなど香りの強い紅茶を思わせるほど強く、飲み終えた後も長く残る余韻が印象的です。

ここからはゲイシャ種のおすすめの淹れ方をご紹介します。

ゲイシャ種は基本的に、その特徴を活かすため浅煎りで焙煎されていることが多いです。

浅煎りのコーヒーを淹れる際は、雑味、苦味の原因となる成分をできるだけ出さないよう比較的低い温度(80〜85度)で抽出すると良いと思います。

また、お湯の注ぎ方に勢いがあると出来上がりの味の印象が薄くなってしまうので、甘みや香りを楽しむためにゆっくりと丁寧に注いであげることが大切です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ゲイシャ種の歴史や特徴について少しでも知っていただけたら幸いです。

最近はゲイシャ種を取り扱っているお店もちらほら見かけるので、値段は高いですが世界に衝撃を与えたゲイシャの美味しさを楽しんでみてください。